ウクライナの防衛技術企業スカイフォールは長距離攻撃兵器を開発し、ロシアに対する作戦で試験中だ。ウクライナはロシアの兵たんに深刻な打撃を与える攻勢を強めている。

同社は20日、英ファーンボロー国際航空ショーで、この固定翼・プロペラ式兵器は翼幅約3.5メートルで、射程は少なくとも600キロメートルに達すると説明した。数カ月以内に量産体制に入るという。

対抗策を巡りウクライナとロシアの応酬が続く中、スカイフォールはドローン「P1-SUN」の新型高速モデルの試験でも最終段階に入っている。ジェットエンジンを搭載した簡易巡航ミサイルを迎撃するために設計されたもので、最新型P1では、標的をモニター上で選択するだけで済む完全自律化を目指している。

ウクライナ中部での実演で、P1-SUN長距離迎撃ドローンを操縦するドローン操縦士(7月7日)

最高時速370キロのモデル「ジェットキラー」は、ロシアの兵器が速度を落とす段階で追いつくことができる。

同社担当者によると、Xウイング型の迎撃機は、弾頭重量を標準型P1の800グラムから500グラムに抑えたほか、モーターなどの部品を改良したことで、高速化を実現した。将来的には船を含むほぼあらゆる水平な場所から発射できるようになるという。

同社の説明では、改良されたAIは、人間のパイロットが標的を指定した後、迎撃機の最終的な制御を引き継ぐ。スペースXのスターリンクを含むほぼあらゆる衛星通信システムに対応しており、遠隔から運用できる。

イランでの戦争でも安価な兵器が数千発規模で使われ、対抗する低コストの迎撃機の開発は多くの国の優先課題となっている。欧州では、「ドローンの壁」の構築が進められており、ポーランドは独自の取り組みに43億ドル(約7000億円)を充てた。

スカイフォールは今年、英国の協力企業スカイカッターとともに米国防総省のコンペ「ドローン・ドミナンス」の直近の選考を勝ち抜き、2500機超のドローン受注を獲得。次の選考段階へと進んだ。

原題:Ukraine Company Fields New Long-Range Weapon Aimed at Russia (1)(抜粋)

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