米ダラス連銀のローガン総裁は16日、インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%へ持続的に戻るとは考えにくいとして、利上げを支持する姿勢を示した。

ローガン氏はテキサス州ヒューストンでの講演で、「物価安定と完全雇用というFRBの二つの使命を踏まえると、政策金利を現行よりやや高い水準に引き上げた方が、見通しとリスクの均衡をより適切に保てると現時点では考えている」と述べた。

米ダラス連銀のローガン総裁

そのうえで「インフレ率が自律的に2%まで戻る方向にないのであれば、少なくとも一定程度の引き締め的な政策が必要だ」と語った。同氏は今年のFOMCで投票権を持つ。

FRB内では、高止まりするインフレへの懸念を示し、近く利上げが必要になる可能性があると警告する当局者が増えている。6月に公表されたFRB当局者の経済見通しでは、18人のうち9人が年内に少なくとも0.25ポイントの利上げを見込んだ。

もっとも、市場では7月29日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)でも政策金利は据え置かれるとの見方がなお優勢となっている。

イラン戦争の影響で過去数カ月はエネルギー価格が急騰したものの、今週発表された6月の消費者物価指数(CPI)は、ガソリン価格の下落を背景に前月比で6年ぶりの低下となった。

それでも、ローガン氏は「物価が1カ月落ち着いただけでは十分ではない。物価安定を取り戻すという仕事をやり遂げる時だ」と述べた。

原題:Fed’s Logan Favors Modestly Higher Rates To Lower Inflation(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.