高級腕時計のコレクターにとって、中古市場でロレックスデイトナの「オイスターフレックス」を購入する好機となっている。特にイエローゴールド製モデルが狙い目だ。

このモデルの価格が4月以降に4%下落したことを、ブルームバーグ・サブダイヤル指数が示している。これは、米国とイスラエルがイランとの戦争を開始したことを受けて金市場で始まった値下がり局面と重なる動きだ。

取引額ベースで最も売買されている50モデルを対象とする同指数では、金製ケースを採用した13モデル全体の価格は4月以降、おおむね横ばいとなっている。2025年は金価格の急騰を背景に、この13モデルの平均上昇率は約9%を記録していた。

業界コンサルティング会社リュクスコンサルトの創業者オリバー・ミュラー氏は「ここ数年のようなスピードと幅で貴金属価格が上昇すると、そのコストは確実が一段と大きな問題になる」と指摘し、「部品を中空構造にすることで必要な金の使用量を大幅に削減できる新たな製造プロセスも登場している」と語った。

それでも、中古市場が金相場というより、依然として一部の主要モデルの値動きに左右されていることを示す新たな証拠として、同指数では上位10モデルの価値は4月以降に2%強上昇している。このうち5モデルはロレックスとパテックフィリップの金製モデルが占める。

これは、市場をけん引しているのは金価格の動向ではなく、最も人気の高いモデルであることを示唆している。

腕時計売買プラットフォームのサブダイヤルでデータ部門責任者を務めるアレクサンダー・ヌスバッハー氏は、「象徴的なブランドと歴史あるモデル、そして真の職人技と品質。それこそが市場を主導している」と話した。

金価格は2月に中東での紛争が始まって以降、2割余り下落し、先月には弱気相場入りした。利益確定売りが相次いだことで3年間続いた強気相場が終わった。

原題:If You’re Coveting a Used Gold Rolex, Now Could Be Your Moment(抜粋)

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