中国のAIスタートアップ、DeepSeek(ディープシーク)は、新規株式公開(IPO)の準備に着手しており、早ければ年内にも上場申請を行う可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。実現すれば、中国テクノロジー業界にとって注目の大型上場となりそうだ。

同社は中国本土でのIPOを計画しており、2027年の上場を視野に年内にも上場申請を行うことを目指している。協議が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語った。同社は現在、会計事務所や投資銀行のアドバイザーと協議を進めているという。

関係者によると、DeepSeekはIPOに先立ち、非公開市場で追加の資金調達も進めている。同社は数週間前に、過去最大となる70億ドル(約1兆14000億円)の資金調達ラウンドを完了したばかりだ。

新たな投資家との間で追加ラウンドに向けた協議を開始しており、少なくとも4800億元(約11兆4800億円=約710億ドル)の企業価値(プレマネー評価)を目標としている。

これは6月初旬に完了した初の外部資金調達ラウンドで得た約500億ドルの評価を上回る水準だ。同ラウンドには、テンセント・ホールディングス(騰訊)や寧徳時代新能源科技(CATL)などが参加した。

関係者によると、DeepSeekは少なくとも100億元の追加資金の調達を目指しているが、最終的な調達額は参加する投資家の数次第で、その数倍に膨らむ可能性もある。

関係者によると、協議はなお流動的で、IPOの時期や資金調達計画は変更される可能性がある。実施時期は市場環境や同社の業績に左右される。

同社はIPO申請に必要な財務報告書を年末までに完成させるため、会計事務所と作業を進めている、と関係者の1人は語った。財務報告書の準備状況次第で、上場申請は今年終盤か2027年初めに行う計画だという。

DeepSeekは電子メールによるコメント要請に応じなかった。直近の追加資金調達計画については、英紙フィナンシャル・タイムズが先に報じていた。

原題:DeepSeek Is Said to Prepare For IPO Filing as Soon as This Year(抜粋)

--取材協力:Debby Wu、Olivia Solon.

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