重い下痢を引き起こす寄生虫由来の感染症であるサイクロスポーラ症の感染が、米ミシガン州で週末にかけて急増した。全米で広がる中、同州では2600人超の感染者が確認されている。

同州は13日、サイクロスポーラ症の感染症例が69%増え、6月に感染拡大が確認されて以降の感染は計2640例、入院は44例に達したと発表した。この感染症は、汚染された食品や水にいる微小な寄生虫サイクロスポーラを摂取することで発症する。

米疾病対策センター(CDC)によると、今年は31州でサイクロスポーラ症の症例が報告されており、この2週間、複数の州で感染が拡大している。CDCは今月10日時点で、全米の確定症例約850例を確認しており、このほか1500超の症例については、追加の確認作業を進めている。

この疾患は、数日間から数カ月にわたって頻繁に水様性下痢を引き起こすことがあり、治療には一般的な抗生物質が使われる。吐き気や腹部のけいれん、食欲不振、体重減少も生じる。

連邦保健当局は現在も感染源を調査している。感染は通常、バジル、パクチー、レタス、ラズベリーなどを介して広がるほか、米国外で感染したケースに由来することもある。ミシガン州では通常、年約50件の感染が確認されている。

CDCは、連邦政府の集計データが州の集計より遅れていることを認識しており、追加の確定症例を反映するため、各地の保健当局と連携しているとした。

ミシガン州南東部では、ファストフード、タコベルの一部加盟店が予防措置としてレタスの提供を中止したと、ブルームバーグはすでに報じている。同州保健当局も、感染拡大の抑制に向け、レタスなどの葉物野菜の取り扱いに関する指針を公表している。

食品サービス業界向け大手サプライヤーのシスコは、感染拡大は把握しているものの、感染源について当局から通知は受けておらず、取引先も追加の予防措置を講じる指示を受けていないとした。

医師らは、胃腸の不調が数日以上続く場合は医療機関を受診するよう呼びかけている。特に幼い子どもと高齢者はリスクが高い。

CDCによると、現在確認されている患者の年齢は5歳から88歳までで、死亡例は報告されていない。同機関は、果物や野菜を十分に洗うとともに、扱う前の手洗いを勧めている。

原題:Parasite Infections Tied to Severe Diarrhea Surge in Michigan(抜粋)

--取材協力:Daniela Sirtori.

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