公的年金を運用するGPIFの資産の配分割合について、片山財務大臣は「環境が変われば適切に検証を行わないといけない」と述べ、運用の比率を変える可能性を示唆しました。

GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人の運用資産額は、今年3月末時点で300兆円にせまる規模で、このうちおよそ4分の1が国内の債券となっています。

片山さつき 財務大臣
「成長戦略を強力に進めれば、日本円資産というのは有利になっていく。環境が大きく変わったら、適時適切に検証を行わなきゃいけないルールですから、不磨の大典ではない」

片山大臣はけさの会見で、「金利のある世界になり、ポートフォリオの多様化は国民にプラスという声は多い」と指摘し、GPIFの運用の割合を変える可能性に言及しました。

片山大臣は先週10日の会見でも、「家計やGPIFをはじめとする年金基金に、日本の金融資産にさらなる投資をしていただくという方向で後押しする方策を追求したい」と話しています。

市場では長期金利がおよそ30年ぶりの水準まで上昇し、債券の価格は安くなっていましたが、今後、国債への投資が拡大するのではないかとの見方が広がり、神経質な展開が続いています。