米国は12日(日本時間13日朝)、イランに対する新たなミサイル攻撃を実施した。米国とイランは攻撃と報復を繰り返しており、ホルムズ海峡が開放されているかどうかを巡っても双方の見解が対立している。

米国による攻撃は、これで1週間で4回目となった。米中央軍は週末に始まった一連の攻撃について、イランがキプロス船籍のコンテナ船を攻撃したことへの報復だと主張している。CNNは、イランの革命防衛隊が再び商船を攻撃し、米軍機がイランの巡航ミサイルと攻撃用ドローンを迎撃したと報じた。

これを受け、イランはクウェート、ヨルダン、カタールを含む中東各地の米国の同盟国に対し、報復としてドローンとミサイルによる攻撃を実施した。現時点で報告されている被害はいずれも軽微で、負傷者は出ていない。

米中央軍はソーシャルメディアへの投稿で、今回の攻撃はホルムズ海峡で民間船舶を攻撃するイランの能力を制限することが目的だと説明し、トランプ米大統領が「イラン軍の責任を追及するため攻撃を命じた」と明らかにした。

攻撃の応酬が激化する中、最終的な戦争終結を目指す米イラン交渉の行方にも不透明感が強まっている。

週末にはイランがホルムズ海峡を「追って通知があるまで」封鎖すると宣言した。これに対し米中央軍は、海峡は引き続きすべての船舶に開放されており、米軍は航行の自由を確保する準備が整っていると反論した。世界の海上交通を監視する共同海事情報センター(JMIC)は12日、海峡南側の航路は依然として通航可能だと報告した。

トランプ大統領も12日にNBCの番組「Meet the Press」に出演し、海峡は依然として開放されているとの認識を示した。「昨夜、われわれは彼らを徹底的に爆撃した」と述べ、「彼らは極めて邪悪で病的な人々だ」と語った。

イランのメディアは12日早くに、イラン南部沿岸で爆発が発生したと報じた。爆発があったのは、エネルギー・石油化学拠点のブシェール、アサルーイェ、港湾都市バンダルアッバース、バンダル・デイヤル、さらにホルムズ海峡近くのシリク地区などだという。メヘル通信によると、南部ケルマン州では通信塔が攻撃を受け、2人が負傷した。

国営イラン通信(IRNA)は12日、敵によって10発または11発のミサイルがゲシュム島に向けて発射されたが、死傷者は出なかったと報じた。クウェートは、ドローン攻撃によりクウェート石油会社の掘削施設が損傷したと発表した。

米政府当局者はニュースサイトのアクシオスに対し、ホルムズ海峡周辺に展開する革命防衛隊のミサイルシステム、防空システム、小型艇を対象に数回の攻撃を実施したと述べた。

革命防衛隊は12日、外国による介入が終わるまでホルムズ海峡の通航をいかなる船舶にも認めないと表明したと、イラン国営テレビ(IRIB)が報じた。

ホルムズ海峡の管理は、米イラン交渉の中心的な争点となっている。革命防衛隊は、米国が複数の船舶を「扇動する」ことで、「ホルムズ海峡南部に混乱を生み出そうとしている」と非難した。

ホルムズ海峡では12日、船舶の往来はほとんど確認されなかった。JMICは声明で、海上安全保障上の脅威は依然として深刻だと指摘した。

原題:US Renews Iran Strikes as Both Sides Dispute Hormuz Status(抜粋)

(第3段落以降に最新の情報を加えて更新します)

--取材協力:Catherine Lucey.

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