トランプ大統領は4日、米建国250周年の祝賀に伴う演説やショーで催しの中心に立つ。

トランプ氏は、2期目の任期中にこの記念行事を執り行えることへの喜びを公言してきた。

独立記念日である7月4日、米国では各地で1776年の独立宣言採択を記念した祝賀行事が行われる。花火やピクニック、国旗の赤、白、青を基調とした装飾や記念グッズなどで祝うのが恒例だ。

ただ現在、米国社会は政治的分断が続き、トランプ氏の支持率は低迷している。同氏は首都ワシントンで、凱旋門の建設やホワイトハウス大宴会場の新設、ジョン・F・ケネディ舞台芸術センターの改修など、自身が掲げるプロジェクトを推進しているが、こうした姿勢は経済を懸念する有権者と対照的だ。

2日に発表された6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが大幅に鈍化した。11月の中間選挙では、経済情勢が選挙戦の主要テーマとなる見通し。民主党は生活費高騰への対応を争点にすることで、連邦議会の主導権を共和党から奪還しようとしている。

トランプ氏の個人資産にも注目が集まっている。米政府倫理局(OGE)が6月30日に公表した資産開示資料によると、同氏は昨年、暗号資産関連事業から少なくとも14億ドル(約2260億円)の収入を得た。ホワイトハウスは、大統領は一族の暗号資産事業の運営に関与しておらず、利益相反には当たらないとの立場を示している。

トランプ氏は昨年6月に首都で、戦車など軍事車両を投入したパレードを行った。今年の独立記念日には軍用機の飛行のほか、大規模な花火の打ち上げなどが行われる予定だ。

同氏は米東部時間午後9時45分(日本時間5日午前10時45分)から演説を行う。米東海岸は厳しい暑さに見舞われているが、長時間の演説にする考えを既に示している。

一方、ワシントンで行われる予定だった独立記念日のパレードは、猛暑のため中止された。

トランプ氏は今回の祝賀にさまざまな形で関与しており、自身の肖像をあしらった米国パスポートなどをアピールしている。

3日には、中西部サウスダコタ州のラシュモア山で開かれた建国250周年の記念行事に出席して演説を行った。ラシュモア山には4人の歴代大統領の巨大な彫像が刻まれており、トランプ氏はこれまでに自身もそこに加わりたいとの考えを示してきた。

また1日には、ノースダコタ州で行われたセオドア・ルーズベルト第26代大統領の記念図書館の式典で、自身を同元大統領の功績になぞらえた。

原題:Trump Seeks to Put Himself Center Stage for US Independence Day(抜粋)

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