米ベライゾン・コミュニケーションズと英BTグループは29日、両社の国際事業を統合する合弁会社を設立することで合意したと発表した。利益率の低い事業を切り離し、それぞれ国内市場に経営資源を集中する狙いがある。

両社が共同で発表した声明によると、新会社の年間売上高は約40億ドル(約6477億円)となる見通し。ベライゾンはBTに対し、両社の出資持ち分を調整するため6億2500万ドルを支払う。合弁会社では両社が同等の議決権を保有する。取引の完了には規制当局の承認が必要となる。

ベライゾンは米証券取引委員会(SEC)への提出資料で、この取引に伴い第2四半期に7億-8億ドルの損失を計上する見込みだと明らかにした。一方、中核事業の収益性は改善する見通しとしている。BTは、国際事業やその他の売却事業を非継続事業として扱うことに伴い、2027年3月期の業績見通しを引き下げた。

BTは長年にわたり成長の足かせとなってきた国際事業について、さまざまな選択肢を模索してきた。同事業は約180カ国で多国籍企業向けにサービスを提供しているが、多くの契約は利益率が低く、維持コストもかさんでいる。

一方、ベライゾンも固定通信やプライベートネットワーク、サイバーセキュリティーのコンサルティングなど幅広い国際事業を展開している。中核事業である米国の消費者向け無線通信事業は今回の統合対象に含まない。

ベライゾンは、ダン・シュルマン最高経営責任者(CEO)の新たな経営体制の下、顧客基盤の拡大や既存インフラの収益性向上に取り組んでいる。従業員の約20%を削減する一方、低採算事業の売却も進めている。同社株は29日、一時8%超下落した。

原題:Verizon, BT Merge International Units in Pivot to Home Markets(抜粋)

Verizon Sees Quarterly Loss of Up to $800 Million Due to BT Deal

--取材協力:Jake Rudnitsky.

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