(ブルームバーグ):男子テニスのグランドスラムで通算24勝を誇るノバク・ジョコビッチ氏(39)が、スポーツ分野への投資を拡大する米投資会社ゼネラル・アトランティックにグローバル戦略アドバイザーとして加わった。ジョコビッチ氏は、同社の経営陣や投資先企業、投資家らと緊密に連携していく。
同氏は、25度目のグランドスラム制覇を目指して出場するウィンブルドンでのインタビューで、「このような形のパートナーシップは初めてだ。私は変革を起こすこと、コート内外で現状に挑戦することが好きだ。同じ考えを持つ人たちと取り組んでいきたい」と語った。
ゼネラル・アトランティックのビル・フォード最高経営責任者(CEO)は、2023年全仏オープン前に起業家を介してジョコビッチ氏と知り合った。同大会でジョコビッチは優勝を果たしている。
フォード氏は「投資の面で、われわれは非常に大きな成果を上げられるだろう」と期待を寄せた。
運用資産1260億ドル(約20兆3700億円)のゼネラル・アトランティックは、ジョコビッチ氏の人脈を生かし、ヘルスケアやウェルネス分野への投資を一段と進める方針だ。ジョコビッチ氏は世界ランキング1位を長年維持できた理由として、グルテンフリーの食生活やフィットネス習慣を挙げていることで知られる。
同氏は「スポーツテクノロジーやウェルネス分野には非常に魅力的な機会がある。ヘルスケアも私がとても強い関心を持っている分野だ」と述べた。
ゼネラル・アトランティックはスポーツウェアブランドのVuoriやジムシャーク、外食チェーンのジョー・アンド・ザ・ジュースにも投資している。ジョコビッチ氏は同チェーンのブランドアンバサダーも務める。
ジョコビッチ氏のゼネラル・アトランティック入りは、スポーツとプライベートキャピタルの結び付きが一段と強まっていることを示唆している。投資ファンドはテニスへの資金投入を拡大しており、CVCキャピタル・パートナーズ、ブルー・アウル・キャピタル、EQTなどがツアー運営や大会、選手のスポンサーシップに投資している。
ジョコビッチ氏はまた、有望な投資案件を模索する中で、長年のライバルであるロジャー・フェデラー氏やラファエル・ナダル氏との提携を検討する可能性もあるとの考えを示した。
「もちろん、彼らとビジネスをしたり協力したりすることには常に前向きだ。将来、われわれが集まって何か一緒にできるかもしれないという考えは気に入っている」と語った。
原題:Novak Djokovic Joins General Atlantic in His Wall Street Debut
(抜粋)
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