(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのマルチセクター債券投資責任者リンゼー・ロスナー氏は、起債ラッシュで大量の社債が市場にあふれる中で、AI投資関連の借り入れを行う「ハイパースケーラー」について、組み入れ比率をベンチマークより低いアンダーウエートに設定していると明らかにした。
ロスナー氏は24日、ブルームバーグTVとのインタビューで、「ハイパースケーラーが大量の社債を今後発行するとみている。さらに多くの発行を想定し、セクター全体(の組み入れ比率)をアンダーウエートに設定している」と語った。
巨大データセンターで高度な計算能力を構築し、クラウドサービスやAIインフラへのアクセスを提供するアマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、グーグル親会社のアルファベット、メタ・プラットフォームズは、ハイパースケーラーと呼ばれる。
今年の米ハイグレード(高格付け)社債の上位発行体には、これらのビッグテック企業が含まれる。アマゾンやメタ、アルファベットなどは、AIプロジェクトの資金を賄うため、数千億ドルの借り入れを行っている。
ロスナー氏は、アンダーウエートという判断が、AIに対する悲観的見方の表れではなく、大量供給の見通しを反映したものだと説明した。同氏のチームは「AIのストーリー」を信じているが、借り入れの増加が価格設定の見直しにつながりかねないと警戒している。

格付け会社ムーディーズ・レーティングスによれば、ハイパースケーラー5社のバランスシートに記載されないオフバランス債務は3兆ドル(約476兆円)近くに積み上がり、信用力の評価で考慮すべき重要な要素となっている。
原題:Goldman Sachs Is Underweight Hyperscalers on Debt Supply Surge(抜粋)
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