(ブルームバーグ):イラクは主要5油田の操業企業に対し、戦前水準への増産を要請した。目標生産量は日量300万バレルを超える。
ブルームバーグが確認した6月19日付の文書によると、石油・ガスの生産と精製を担うバスラ・オイルは、ルメイラ、西クルナ1、西クルナ2、ズバイル、アルタウィの各油田の生産量を、利用可能な最大能力まで引き上げるよう要請した。石油省のサリム・アルリカビ報道官はブルームバーグに対し、高水準への生産回復は段階的に進められ、操業状況や積み込み用タンカーの手配状況に左右されると述べた。
イラク国営石油販売会社(SOMO)のアリ・ニザール社長は別途、イラク24テレビとのインタビューで、現在2隻の船舶が同国南部ターミナルで積み込みを行っているものの、産油量をさらに増やすには、より多くの船舶がホルムズ海峡に入る必要があると述べた。
石油輸出国機構(OPEC)2位の産油国であるイラクは、米国とイランの戦争によって同海峡を通過する海上交通がほぼ完全に停止したため、石油輸出が急減した。イラクは原油輸出の大半をこの水路に依存しており、危機の最中に一部近隣諸国が利用した陸上パイプライン経由の輸送能力は、イランにとっては限定的だ。
それでも、5油田が位置する同国南部では、産油量がここ数日ですでに日量150万バレルまで増加していると、上級幹部が今週述べた。
原題:Iraq Tells Oil Fields to Start Lifting Output After US-Iran Deal(抜粋)
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