中国から日本への重要鉱物の輸出の一部は、5月も低水準にとどまった。両国間の政治的対立を背景に低迷が長引いている。

中国の税関データによると、タングステンの主要な種類の一部や、レアアース(希土類)であるジスプロシウムおよびテルビウムの輸出は5月もゼロとなった。他のレアアース品目も異例の低水準だった。

高市早苗首相による昨年の台湾に関する発言が中国政府の反発を招いて以来、工業用鉱物の流れは注視されている。中国は今年1月、デュアルユース(軍民両用)品の日本向け輸出の規制と審査を強化した。

今回の規制は、2010年の日中関係悪化時に日本の産業界を脅かした禁輸措置には及ばないものの、日本のミッドストリーム企業は代替の調達先確保に動いている。

日本を含む主要7カ国(G7)はフランス・エビアンで開いた首脳会議(サミット)で、レアアースの輸入について、30年までに単一国からの供給割合が60%を超えないようにすることで合意した。中国への依存軽減が目的だが、その目標達成のための具体的な政策枠組みについては合意に至っていない。

別の種類のレアアースであるイットリウムの日本向け輸出は、5月にわずかな数量を記録したものの、今年のこれまでの水準は25年と比較すると極めて小さい。さまざまなレアアース材料を含む広範な税関品目の一つは、過去3カ月間の移動平均データで23年以来の低水準を記録した。

原題:China’s Key Minerals Exports to Japan Stay at Low Levels in May(抜粋)

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