(ブルームバーグ):米国で学生ローンの返済が滞り、デフォルト(債務不履行)と認定された人が4月時点で916万人に達し、過去最多となった。新型コロナウイルス禍に導入された4年間の債権回収停止措置を政府が終了したことが背景にある。
米教育省が18日に公表したデータによると、債務不履行に陥った人は昨年12月時点の770万人から増えた。8月は600万人だった。連邦政府の学生ローンを抱える約4300万人のうち、およそ2割が返済期限から1年以上遅れている計算になる。さらに約300万人が90日以上の延滞状態にある。
7月1日には、バイデン前政権下で導入された返済負担の軽いSAVEプランなどに代わり、新たな二つの返済制度が導入される。SAVEプランの加入者700万人超は、90日以内に新たな返済プランを選択する必要があり、選択しない場合は当局によって再割り当てされる。SAVE加入者のうち、これまでに他の返済プランに移行した人は約40万人にとどまっている。
トランプ政権はこの1年、学生ローンの借り手に対する措置を厳格化してきた。債権回収を再開し、延滞者に対する信用スコア上の不利益措置も復活させた。債務不履行に陥った人の賃金差し押さえ計画は今年初めにいったん停止されたが、当局者は新たな返済制度導入後の今夏に再検討する方針を示している。
原題:US Student Loan Defaults Rise to 9.2 Million Amid Crackdown (1)(抜粋)
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