中国政府は、小泉進次郎防衛相が中国の国防費の透明性に疑問を呈したことについて、日本が自国の軍拡を正当化するための主張だと反論した。

中国外務省は、日本側の主張は「事実と一致せず」、「欠陥だらけ」で、国際社会に誤った印象を与えようとしていると、ブルームバーグ・ニュースの問い合わせに対する回答で述べた。

「中国はすでに詳細な情報を公表しており、国防費の規模、構成、用途は公開され、透明性が確保されている。批判される余地はない」と主張した。

小泉氏は17日、ブルームバーグとのインタビューで、中国が公表する国防費の数字について「本当に事実に基づいていて、根拠があって、透明性が高いものでしょうか」と発言。「疑念を持っている国があるというのも事実だ」と述べていた。

台湾有事を巡る高市早苗首相の発言に反発し、中国が日本への圧力を強める中、小泉氏の発言は、日本側も公の場で中国への批判を強化する姿勢を示している。

中国外務省は声明で、日本が集団的自衛権の行使拡大や中長距離打撃能力の整備、防衛装備品の輸出規制緩和を進めているとして批判した。また、日本の右派勢力が「再軍備化」を加速させ、「新たな軍国主義」を助長しており、地域の平和と安定を脅かしていると主張した。

小泉進次郎防衛相が17日、中国政府が公表する国防費の透明性に疑問を呈した。対日批判を強める中国をけん制した形。その上で「中国とはどれだけ立場が違っても、対話を求める」とした。ブルームバーグの独自インタビューで語った。

原題:China Rejects Japan Defense Chief Criticism of Military Spending(抜粋)

--取材協力:Lucille Liu.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.