(ブルームバーグ):TOTOは8日、中東情勢を受けて一時的に新規受注の停止に追い込まれたユニットバスとシステムバスについて、原材料の供給見通しが立ったとして、通常通りの受注と標準納期での対応を9日から再開すると発表した。
発表資料によると、4月20日から段階的に新規注文を受け付けていたが、社内の体制などが整ったとして、通常対応を再開する。原材料の供給見通しが立ったことで、安定的な製品供給の維持が可能な状況となったという。
同社は4月に、中東の混乱でナフサなどの供給が滞る中、商品に使われる原材料の一部が不足しているとして、新規受注を一時停止した。天井や壁に使われるフィルム接着剤や、コーティング剤に含まれる有機溶剤が不足していたという。
TOTOの広報担当者はブルームバーグの電話取材に、通常受注の再開について、受注システムの改修に伴い、一部原材料の欠品などに対応できるようになったとも説明。また、原材料価格が上昇しているが、商品価格の改定は、現時点で予定はないとした。
財務省が5月28日に公表した4月の貿易統計(確報)によれば、塗料溶剤のトルエンは2025年の年間輸入量の約3倍を確保した。イラン戦争でナフサの供給が滞る中、化学品での代替調達も進めることで事業活動を維持しようとしている様子が浮かび上がっている。
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