(ブルームバーグ):キオクシアホールディングスの時価総額がトヨタ自動車に急接近している。世界的な人工知能(AI)ブームを追い風に半導体関連株への資金流入が続く中、日本株市場の主役が成長株へと移りつつあることを象徴する新たな一例となる。
3日の東京市場でキオクシアHD株は一時前日比7.2%高の8万3140円に上昇。時価総額は45兆円を超え、トヨタを上回って国内2位に躍り出る場面があった。急激な業績拡大や「持たざるリスク」を意識した買いが株価を押し上げ、時価総額は昨年末の43位から急浮上した。
日本企業の時価総額は、1日にソフトバンクグループが終値ベースでトヨタを逆転したばかり。キオクシアHDがこれに続けば、トヨタは1週間で首位から3位に転落することになる。
ピクテ・ジャパンの田中純平投資戦略部長は、キオクシアHDもトヨタ超えとなれば、「海外投資家から見た日本株に対する認識が変わってくる可能性がある」と話す。
日本株市場が製造業中心の「景気敏感株」というカテゴリーから、AI・半導体がけん引する「成長株」へと変貌することで、AI半導体相場においてオーバーウエートすべき市場として海外投資家から認知されるようになると指摘。「さらなる資金流入が期待される状況になる」との見方を示した。
--取材協力:堤健太郎.
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