(ブルームバーグ):米国債相場はアジア時間26日早朝の取引で上昇。休日明けで現物取引が再開し、全ての年限で買われている。停戦延長とホルムズ海峡の通航再開を巡る米国とイランによる協議に対し楽観的な見方が広がっている。
米2年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.06%。10年債利回りは6bp低下し4.50%を付けている。30年債利回りは4bp低下し5.03%となった。現物取引は25日に休場だった。
トランプ米大統領は25日、停戦延長とホルムズ海峡の通航再開を巡るイランとの暫定合意に向けた交渉について、「順調に進んでいる」と述べた。これを受け、北海ブレント原油先物は1バレル=100ドルを下回った。ただ、その数時間後には米国とイスラエルの戦闘機がホルムズ海峡で複数のイラン船舶を攻撃したと報じられ、現在の停戦が依然として脆弱(ぜいじゃく)であることが浮き彫りとなった。

BNYのアジア太平洋担当シニアマーケットストラテジスト、ウィー・クーン・チョン氏は「中東でのエスカレーションがないことと合意への楽観が、原油価格の下落とインフレ期待の低下につながっている」と述べた。「この組み合わせは金融引き締め圧力を和らげ、全年限の米国債に追い風となる」と語った。
米国債市場では、ウォーシュ新米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下で高金利政策が長期化するとの観測が強まっている。
RBCキャピタル・マーケッツでアジア・マクロ戦略ディレクターを務めるアッバス・ケシュヴァニ氏は「過去にも合意期待が裏切られた経緯があるため、市場は慎重姿勢を維持する」とした上で、「協議が進展すればエネルギー価格やインフレ期待、さらには利回りの一段の低下につながる可能性がある」と述べた。
原題:Treasuries Gain in Catch-Up Trade as Trump Sees Progress on Iran(抜粋)
(情報を追加して更新します)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.