(ブルームバーグ):ロシアのラブロフ外相は、ルビオ米国務長官との電話会談で、ロシアがウクライナの首都キーウへの激しい攻撃を継続する方針を伝え、米国の外交官および市民をキーウから避難させるよう勧告した。ロシア外務省が25日に発表した声明で明らかにした。
声明によれば、ラブロフ外相はプーチン大統領の指示でルビオ国務長官と電話会談し、ロシア軍がキーウの施設と重要な「意思決定の中枢」に対し、組織的かつ継続的な攻撃を開始すると伝えた。
声明によると、ラブロフ氏はその一方で、米アラスカ州アンカレジで昨年開催された首脳会談でプーチン大統領とトランプ米大統領が交わした合意を欧州とウクライナが損なっていると非難した。電話会談では、ホルムズ海峡を巡る危機やキューバ情勢も話し合われた。
ロシアは2022年以降、キーウを含むウクライナの都市を定期的に爆撃してきたが、24日には中距離弾道ミサイル「オレシュニク」などミサイルとドローンによる集中攻撃を実施した。ウクライナ軍がロシア占領下の東部ルハンスク州の学校をドローンで攻撃し、学生21人が死亡したことへの報復と位置付けた。
ウクライナ軍参謀本部は、スタロビルスクで活動するロシアのドローン部隊本部を攻撃したと説明し、民間施設が攻撃されたとするロシア側の主張を否定した。
ロシア軍は一連の組織的な報復攻撃を継続する方針だ。ロシア外務省は25日の声明で、外交使節団や国際機関の代表を含む全ての外国人にできるだけ早くキーウを離れるよう促し、キーウの住民に対し、軍事施設や行政インフラから離れるよう勧告した。
米国務省のピゴット報道官は、ルビオ国務長官が25日、ラブロフ外相とウクライナ戦争や二国間関係、イラン情勢について協議したと声明で公表した。今回の電話会談はラブロフ外相からの要請によるものだったという。
ウクライナ外務省の報道官は25日、戦時下で首都への攻撃が絶え間なく続く現状を考えると、キーウに対するロシアの脅威は新たなものではないとX(旧ツイッター)に投稿した。
原題:Lavrov Tells Rubio to Evacuate US Diplomats, Citizens from Kyiv、Rubio Discussed Russia-Ukraine War, Iran With Lavrov(抜粋)
(米国務省報道官のコメントを追加して更新します)
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