4月の米鉱工業生産指数は上昇し、伸びは市場予想を上回った。イラン戦争や関税によって投入コストは上昇しているものの、米国の製造業は底堅さを維持していることを示した。

鉱工業生産全体の約4分の3を占める製造業の生産指数は0.6%上昇した。

エネルギー採掘を含む鉱業生産は0.1%低下した。3月は1.6%の低下だったが、2月には2.3%上昇していた。

公益事業生産は1.9%の上昇と、前月の1.4%の低下から持ち直した。

イラン戦争や関税によって投入コストが押し上げられているにもかかわらず、製造業部門が底堅さを維持していることを示す新たな証拠となった。減税やデータセンターの建設ブームが追い風になっているとみられる。ただ、一部の強さは、さらなる価格上昇に備えた在庫積み増しを反映している可能性もある。

業種別では、自動車・同部品の生産が3.7%増加し、製造業生産をけん引した。コンピューター・電子製品や航空宇宙関連、非金属鉱物製品も堅調な伸びを記録した。

データセンター建設拡大の恩恵を受けている電気機器や加工金属などの分野の生産も増加した。

防衛・宇宙関連機器の生産は5カ月連続で増加した。エコノミストは、政府がイラン戦争で減少した弾薬やその他装備の補充を進めるなか、軍事支出が今年の成長を下支えするとみている。

石油や天然ガスの掘削は2カ月連続で減少した。米エネルギー情報局(EIA)は今週、一部の米国内生産業者が原油高を受けて増産に動き始めることから、米国の原油生産量が2027年に日量1410万バレルと過去最高に達するとの見通しを示した。一方で、26年の生産量は日量1360万バレル前後で横ばいにとどまると予想している。

製造業の設備稼働率は75.8%に上昇し、昨年9月以来の高水準となった。鉱工業全体の設備稼働率も上昇した。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Industrial Production Rises by Most in Over a Year (3)(抜粋)

(詳細を加えて、更新します)

--取材協力:Julia Fanzeres、Giovanna Serafim.

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