(ブルームバーグ):1日の欧州市場は大半が休場となる中で、英国債が上昇。ただ、同国の投資家の関心は金融政策から来週行われる地方選挙に移りつつあり、この選挙が新たな政治混乱の引き金を引き、国債売りにつながる恐れもある。
英10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して4.96%、30年債利回りは4bp低下して5.64%。いずれも週間では利回りが上昇し、30年債利回りは主要先進国のうち最も高い水準で高止まりしている。
英国債市場は上昇するインフレや利上げ観測に続き、公務で不正を行った疑いにより逮捕にまで至ったピーター・マンデルソン元駐米大使を指名したスターマー首相の責任問題が浮上し、売られ続けている。
英国の地方選に詳しい専門家の分析によると、与党・労働党は地方選で1850議席を失う見通しだ。
エーゴン・アセット・マネジメントやRBCブルーベイの資産運用者は、7日のイングランド地方選、スコットランドおよびウェールズの議会選で労働党が大敗すれば、長期債利回りは一段と上昇する可能性があると指摘している。
エーゴンのポートフォリオマネジャー、コリン・フィンレイソン氏は「年初から5月7日に注目してきた」と述べ、「スターマー首相に対する党内の辞任要求は起きるかどうかではなく、いつ始まるかという局面に入っているように感じられる。ただし、来週が終わるまでは誰も何も言わないだろう」との見解を示した。
株式市場も欧州の大半が休場だった。だが、トランプ米大統領が欧州連合(EU)から輸入される自動車とトラックに対する関税を25%に引き上げると表明し、米国市場で取引される欧州自動車メーカーの米国預託証券(ADR)が下落。
ステランティスは一時3.6%安、フェラーリは2.3%安、フォルクスワーゲンは2%安、メルセデス・ベンツは3.5%安までそれぞれ下落した。
5月1日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Bond Traders Eye Fresh Gilts Selloff as Local Elections Loom (1)(抜粋)
European Car Stocks Drop After Trump Boosts EU Auto Tariff(抜粋)
(英国の地方選に関する分析を追加して更新します)
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