米ハンバーガーチェーン、ウェンディーズの株価が7週間ぶりの高値に上昇した。アクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏率いる投資会社トライアン・ファンド・マネジメントが、業績不振の同社の非公開化に向けた買収提案を準備していると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

FTが事情に詳しい関係者の話として12日に報じたところによると、トライアンは買収提案への参加を他のウェンディーズ株主に呼びかけており、今後数週間で提案がまとまる可能性がある。トライアンは3月31日時点で16%を保有する筆頭株主。

同社株は12日、一時17%上昇し、6月24日以来最大の日中上昇率となった。終値は14.7%高。株価は2年前の水準から約50%下落している。

ペルツ氏率いるトライアンがウェンディーズの非公開化に向けた買収提案を準備しているとのFT報道について、ブルームバーグのマット・モンクス氏が解説する。

ウェンディーズは電子メールで送付した発表資料で、トライアンから提案が提出された場合、「受託者責任に沿って、あらゆる提案を十分に検討する」と表明。また経営陣は「全株主の価値最大化を目指し、戦略上の優先事項や機会を定期的に検討している」とした。

新たに最高経営責任者(CEO)に就任したボブ・ライト氏が再建計画を進める中、同社は先週、2026年の業績見通しを撤回し、配当を減額した。ライトCEOは当時、客足や割安感、フランチャイズ加盟店の採算性が同社の期待に届いていないと述べていた。

同社は、マクドナルドやバーガーキングとの競争力を高めるため、割安感のある商品の充実に注力している。ガソリンや食品の高値が消費者の家計を圧迫する中、ファストフード各社には、より安価な食事を提供するよう圧力がかかっている。

トライアンが経営難にあるウェンディーズの支配権取得を検討するのは今回が初めてではない。22年にも、同社の支配権取得につながる可能性のある取引を検討すると明らかにしていた。

原題:Wendy’s Shares Jump on Report That Peltz Is Preparing Bid (2)(抜粋)

--取材協力:Janet Freund.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.