(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は3日、米国による経済的・金融的な圧力でイランを「窒息させている」と述べ、同国の指導部はいずれ屈服するとの見方を示した。
「われわれはこの12カ月間マラソンを続けてきたが、いまやゴールに向けて全力疾走している」とFOXニュースの番組で発言。「イランは兵士への支払いもできていない。これはまさに経済封鎖だ」と語った。
米国とイスラエルによる空爆が停止される中、同氏の発言は、イランの主な収入源である石油輸出を断つ海上封鎖などの措置を通じ、同国への圧力を強めるトランプ政権の姿勢を反映している。
ベッセント氏によると、イランの原油貯蔵能力は「急速に逼迫(ひっぱく)」しており、同国の石油産業は「来週にも」油井の稼働停止を余儀なくされる可能性がある。
「イランの石油インフラはきしみ始めている」と同氏は述べ、「長年にわたる制裁の影響で十分な維持管理が行われてこなかった」と指摘した。
またイラン側からホルムズ海峡を通過する船舶はなく、「イスラム革命防衛隊(IRGC)への資金流入を支援しようとする動きに対しても圧力を強めている」と説明した。
さらに、同海峡を通過する船舶から徴収できた通航料は、従来の石油収入と比べ「ごくわずか」にとどまるとも述べた。
イラン政府高官によると、同国は貯蔵タンクが満杯になるのを待たずに原油生産の抑制を開始したと、ブルームバーグは先に報じた。
トランプ大統領は2日、イランの最新の提案について、合意成立には不十分との認識を示した。
原題:Bessent Says US Is ‘Suffocating’ Iran With Oil Industry Creaking(抜粋)
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