(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場の円相場は、重要な節目となる1ドル=160円近辺での推移を続けている。投資家は当局による追加介入を警戒している。
ニューヨーク時間正午過ぎの円相場は、1ドル=159円40銭付近と、前日とほぼ変わらず。8月に入ってからは1%余り下落しており、7月末に日米が実施した協調円買い介入による上昇分は、一部が失われた。

日米による協調円買いは、円が約40年ぶりの安値に迫り、1ドル=164円近辺で取引される中で実施された。しかしドルに有利な金利差を前に、こうした取り組みには限界があることを浮き彫りにするように、円は反発分のかなりの部分を失い、過去に円安の進行を食い止めてきた160円近辺へと、再びじりじりと近づいている。
マニュライフ・インベストメント・マネジメントのネイサン・スフト氏は介入警戒の「解除宣言」は時期尚早だと話した。
「日本当局は米財務省との協調行動を含め、行動する意思があることをすでに示しており、最近介入した水準に接近する、またはそれを超えそうな状況では、トレーダーは警戒を緩めない可能性が高い」と述べた。「介入警戒が続いているのは間違いない」と続けた。
日本の政策金利は1%で、米連邦準備制度理事会(FRB)のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジ3.5ー3.75%を下回る。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、山田修輔氏は「米国との協調介入後、日本が示した円防衛の決意に対する信頼感は高まった」と述べた。「しかしこの1週間に介入がないままドル・円が反発したことで、その信頼性は低下したようだ」と続けた。
原題:Yen Trades Near 160 Level, Keeping Traders on Intervention Watch(抜粋)
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