(ブルームバーグ):UBS証券は、投資銀行業務の案件獲得に向けた取り組みの一環として、ゴールドマン・サックス証券で地域金融機関向けの営業責任者を務めていた深谷和彦氏を採用した。
ブルームバーグが入手した情報を広報担当者が確認した。深谷氏は投資銀行本部の地域金融機関担当のエグゼクティブ・ディレクターとして1日付で入社した。資金調達など投資銀行業務を担当する予定。地方銀行などに金融商品を販売してきた20年以上のキャリアを生かす。
UBSグループは、日本で手がける主要事業の全てで拡大を図っており、昨年10月には、ゴールドマンのパートナーだった横手信一氏を採用した。同氏はその後UBS証券の社長に就任し、日本事業の拡大に取り組んでいる。

セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は1月、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、アジア事業を強化する方針を示した。日本もウェルスマネジメントから投資銀行業務まで、全ての中核事業で「全面的に」拡大を図るとしている。
国内の地域金融機関は、人口減少や地域経済の縮小に直面しており、経営の効率化や生き残りをかけた他行との統合などを模索している。こうした動きは、企業の合併・買収(M&A)助言を含む投資銀行業務の追い風にもなっている。
深谷氏はゴールドマンで2度の在籍期間を含め、通算で約20年間勤務し、地域金融機関の経営幹部との関係を築いてきた。また、リンクトインのプロフィルによると、2004年から08年までモルガン・スタンレーで地域金融法人営業部長を務めていた。
(背景を追加して更新します)
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