(ブルームバーグ):台湾株式市場の時価総額が英国を上回った。イラン戦争の緊張緩和への期待を背景に、台湾のハイテク株に再び資金が流入した。
ブルームバーグが集計したデータによると、台湾上場企業の合計時価総額は15日時点で4兆1400億ドル(約657兆円)に達し、世界7位となった。英国市場は約4兆900億ドルだった。
台湾株の指標である加権指数が、イラン戦争を受けた下落分をすべて取り戻し、過去最高値を更新したことを受けたものだ。主力銘柄である台湾積体電路製造(TSMC)も上場来高値を更新した。売上高の力強い伸びは、世界的な人工知能(AI)サプライチェーンにおける中核的役割を裏付けるもので、株価の追い風となった。
ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズのアジア太平洋資産運用成長ソリューション責任者ユン・ウン氏は「台湾はAIハードウエアの代替投資先として引き続きみなされている。AI向け設備投資の勢いが続く限り、資金流入が相場を下支えするとみられる」と述べた。
国際通貨基金(IMF)の2026年推計によると、台湾の経済規模は9770億ドルと、英国の4兆3000億ドルに及ばない。だがAI関連製品の輸出拡大が台湾の成長期待を押し上げている。
加権指数は今月に入り16%上昇した。16日は8営業日続伸し、一時0.7%高となった。
一方、英国のFTSE100指数の上昇率は4%未満にとどまる。根強いインフレに加え、欧州の他地域より高い金利を巡る懸念がくすぶっている。
原題:Taiwan’s Stock Market Cap Climbs Past UK on AI-Fueled Rally (1)(抜粋)
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