(ブルームバーグ):米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシカゴ・ベアーズは、100年以上本拠地としてきたイリノイ州を離れ、隣のインディアナ州へ移転する計画を明らかにした。
ハラス家とマッカスキー家が所有するベアーズは、インディアナ州ハモンドに新スタジアムを建設する方針を発表した。具体的な建設地はまだ決まっていない。ハモンドは現在の本拠地であるシカゴのソルジャーフィールドから、車で約30分の距離にある。

ジョージ・マッカスキー会長とケビン・ウォーレン最高経営責任者(CEO)は「ハモンドに世界水準のスタジアムを建設する計画は、地域に活力を与え、インディアナ州北西部とシカゴ南部を一体化させる」との声明を発表した。
長年続いた新スタジアム候補地の選定に決着が付いた。これまでは資金面で公的支援の確保が大きな課題となっていた。

インディアナ州のブラウン知事は、「フージャー(インディアナ州民の愛称)の皆さん、シカゴ・ベアーズを歓迎しよう。NFL球団は地域経済に大きな恩恵をもたらす」と表明した。
一方、イリノイ州政府は依然として球団の引き留めに前向きな姿勢を示した。プリツカー州知事の報道官マット・ヒル氏は、球団側が過去数年にわたり候補地に関する立場を変え続けたことが交渉を妨げたと指摘し、「納税者を守る合理的な解決策が必要だ」と述べた。
ベアーズのソルジャーフィールド使用契約は2033年に満了する。同スタジアムはリーグ最古かつ最小規模で、スーパーボウルやワールドカップなどの大型イベントを開催する上で障害となっていた。

シカゴのジョンソン市長は「最終的な建設地が決まり、ハモンドでの工事が始まるまで、シカゴは住民の利益のために協議を続ける」と述べ、移転が確定したわけではないとの見方を示した。
ベアーズは昨年後半、イリノイ州との協議が行き詰まったことを受けてインディアナ州北西部の検討を開始した。インディアナ州当局は迅速に対応し、球団が求めていた資金支援策を盛り込んだ法案を、60日足らずで全会一致で成立させた。
一方で、球団が2023年に1億9700万ドル(約320億円)で取得したイリノイ州アーリントンハイツの土地を、今後どうするのかは依然として不透明だ。ベアーズは長年にわたりイリノイ州と協議を続けてきたが、公的な税優遇措置を巡る課題があった。
原題:Chicago Bears Plan to Leave Illinois for Indiana After 100 Years(抜粋)
--取材協力:Claire Ballentine、Alex Newman.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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