(ブルームバーグ):少女の性的人身売買などで起訴され自殺した富豪エプスタイン氏との関係が明らかになり、今年ゴールドマン・サックス・グループの法務トップを辞任すると表明していたキャシー・ルームラー氏に対し、同行のデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が慰留していたことが分かった。
事情に詳しい関係者によると、ソロモン氏はここ数週間、ルームラー氏に同社残留を求め、同氏は顧問として同社にとどまることに同意した。ソロモン氏は一貫してルームラー氏を支持しており、同氏が不適切な行為や問題のある行動をしたとは考えていないとの見解を非公開の場で示してきた。

ルームラー氏は2月、会社の利益を考慮した結果として、6月末で法務責任者を退任すると表明していた。その際ソロモン氏は同氏について、「卓越した法務責任者を失うのは残念だ」と述べていた。
ゴールドマンの担当者およびルームラー氏はいずれもコメントを控えた。
今年公開されたエプスタイン氏の電子メールで、ルームラー氏との間で長年にわたり続いた交流が明らかになった。それによると、ルームラー氏は数万ドル相当の贈り物をエプスタイン氏から受け取り、複数の係争案件について見解を示したほか、エプスタイン氏の評判を守るためのメディア戦略について助言していた。
ルームラー氏はこれまで、エプスタイン氏とは一定の距離を置いた関係だったと主張している。一方で、共通の顧客がいたことから職業上の関係として友好的な付き合いがあったことは認めている。また、エプスタイン氏が将来のビジネスに役立つ人脈を紹介してくれたことはあったが、同氏の犯罪行為については全く知らなかったとも説明している。
2020年のゴールドマン入行前、ルームラー氏はオバマ政権でホワイトハウス法律顧問を務めたことで知られていた。入行後、ソロモン氏はルームラー氏を法務トップに起用し、同行のあらゆる法務・規制対応を統括する権限を与えた。
原題:Goldman CEO Asks Top Lawyer to Stay at Firm After Epstein Furor(抜粋)
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