石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの主要国は、7月も生産枠を小幅に引き上げることで合意した。ただ、ペルシャ湾からの原油輸出が滞っているため、大半の加盟国は実際には増産できない状況にある。

サウジアラビアとロシアが主導する7カ国は、来月に生産枠を日量18万8000バレル引き上げる。OPECが7日、オンライン会合後に声明を公表した。

イラン戦争でホルムズ海峡が事実上閉鎖され、中東の産油国が減産を余儀なくされているため、OPECプラスの決定は当面、実効性を持たない。ただ、海峡が再開されれば状況は変わる可能性がある。世界的に原油在庫が減少するなか、買い手が原油の確保に動くとみられるためだ。

RBCキャピタルの商品市場戦略責任者、ヘリマ・クロフト氏は「現時点では、大半の原油が輸送できない状態にあり、議論しているのは将来の仮定のシナリオに過ぎない」と述べた。

原題:OPEC+ Agrees Another Symbolic Quota Increase for July (2)(抜粋)

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