ベッセント米財務長官は15日、イランに関連する取引を支援していると確認された場合、2次制裁の対象となり得るとし、中国の銀行2行に警告書簡を送付したと明らかにした。

同長官はホワイトハウスでの記者会見で、「中国の銀行2行が米財務省から書簡を受け取った。銀行名は明らかにしないが、口座を通じてイラン資金の流れを証明できれば、2次制裁を発動する用意があると伝えた」と述べた。

同省は前日、「イランの活動を引き続き支援」する外国金融機関に対し2次制裁を科す可能性を警告。この取り組みを「Economic Fury(経済的な怒り)」と呼び、イランに対する米軍の作戦「Epic Fury(壮絶な怒り)」に対応する措置と位置付けた。

2次制裁は、制裁対象と取引する第三者を処罰する仕組み。企業や銀行、個人に対し、米国と取引を続けるか、制裁対象と取引するかの選択を迫る設計で、世界経済におけるドルの中心的役割を背景に、多くの主体にとって厳しい判断を迫るものとなる。

イランのケースでは、この警告は同国産の石油やその他製品の購入、またはその購入を仲介していると認定された主体に適用される。

中国の金融機関に対する2次制裁の可能性は、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が5月中旬に会談を予定している中で、特にデリケートな問題となっている。

原題:Bessent Says Chinese Banks Warned About Secondary Sanctions Risk(抜粋)

--取材協力:Jennifer A Dlouhy.

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