(ブルームバーグ):米メタ・プラットフォームズが米半導体メーカー、ブロードコムとの提携を拡大する。両社が14日に発表した。人工知能(AI)分野への取り組み強化でカスタムチップを設計・製造するのが狙い。
発表によると、今回の提携には1ギガワット超の計算能力を提供するチップの開発が含まれている。合意に詳しい関係者によれば、この取り決めは数十億ドル規模の持続的な展開の第一段階となる見通しだ。1ギガワットは、米国の約75万世帯が同時に使う電力に相当する規模だ。
両社は、ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)が任期満了に伴い、メタの年次株主総会で取締役を退任することも明らかにした。発表によれば、2024年初めにメタの取締役に就任したタン氏は、今後も同社およびマーク・ザッカーバーグCEOに助言する。
ブロードコムはカスタムシリコン・チップの設計・開発で既にメタと協力している。AI開発競争でインフラに数千億ドル規模を投じているメタにとって、この取り組みの重要性は増している。
メタはAIプロセッサーなどのハードウエアに関連して、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に数十億ドルを投じる計画だ。だが、両社を含む外部調達先への依存を減らし、コストを削減するためチップの自社開発を進めている。
タン氏は発表資料で、今回の合意における初期段階は「今後数年間で大きく成長する軌道に資する継続的かつ多世代にわたるロードマップの始まりに過ぎない」と述べた。
提携拡大のニュースを受け、ブロードコムの株価は時間外取引で一時約3.5%高となった。通常取引終値は380.78ドルで、年初来では10%上昇していた。メタの株価に大きな変化はなかった。
原題:Meta, Broadcom Deepen Ties on Chips; Tan Departs Meta Board (1)(抜粋)
--取材協力:Dina Bass.
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