(ブルームバーグ):4月第3週(13-17日)は米国とイランの協議を注視する神経質な展開が続き、日本株はもみ合いが予想される。海外では銀行や半導体関連企業などの決算発表が予定され、業績見通し次第では投資家心理が改善しそうだ。
米国とイランは11日に初回の直接協議を行うほか、イスラエルはレバノンと直接交渉することに合意した。一方で中東での緊張は続いており、ホルムズ海峡は依然として事実上封鎖されている。先行きは予断を許さない状況だ。
国際通貨基金(IMF)は14日に世界経済の成長見通しを下方修正する見込み。イラン戦争の影響が長引くとの見方が強まれば相場の重しになる。13日には日本銀行の植田和男総裁が信託協会であいさつするほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演も相次ぐ。
米国では13日のゴールドマン・サックス・グループを皮切りに銀行決算が本格化する。半導体関連では15日にオランダの製造装置大手ASMLホールディング、16日にファウンドリー(受託製造)最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が決算発表を予定する。強気な見通しが示されれば、日本の金融株や半導体・人工知能(AI)関連に追い風となる。
第2週の東証株価指数(TOPIX)は週間で2.6%高と反発。米国とイランの停戦合意を好感し、大幅高となった。
《市場関係者の見方》
東洋証券の大塚竜太ストラテジスト
株価指数はイラン戦争の動向をにらみながら、比較的高い水準でもみ合う展開が続くだろう。停戦破棄といったことにならなければ大崩れすることはないとみている。市場は原油が高止まりする状況に慣れてきており、センチメントはそれほど悪くない。好決算を発表した銘柄やセクターは素直に買われそうだ。
アセットマネジメントOneの荻原健エグゼクティブストラテジスト
引き続きイラン戦争を巡る交渉のニュースフローに振られる展開になるだろう。既に停戦期待が大きく織り込まれており、大幅な上昇は期待しにくい一方、相場が下げれば押し目買いが入りやすい。10日発表の安川電機の決算を踏まえ、4月下旬から本格化する日本企業の決算にも注目が高まっていく。
--取材協力:我妻綾.
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