4月第2週(6-10日)の債券市場は長期金利に引き続き上昇圧力がかかる見通しだ。10年債入札が低調に終わったことから投資家が慎重姿勢を強めており、30年債入札を警戒した売りが優勢になるとの見方が出ている。

◎BNPパリバ・アセットマネジメントの木村龍太郎シニア債券ストラテジスト

  • 証券会社は30年債入札も不調に終わることに備えて、ポジションを軽くするための売りを出す可能性がある。超長期ゾーンは入札に向けて売り圧力がかかり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化しやすい
  • 10年債入札結果に象徴されるように国内機関投資家は慎重化している
    • 長期ゾーンは中核となる投資家が不在の状況にあり、需要の弱さが意識されやすい
  • 日本は海外と比べ物価よりも景気を重視する傾向があり、日本銀行の利上げ期待が抑制されていることが中期ゾーンの支えになる
  • 新発10年債利回り予想2.2-2.5%

◎パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 30年債は10年債と比べると日銀の利上げによる悪影響を受けにくいため、入札では買いやすい
  • 円の対ドル相場が160円近辺にあり、日銀が後手に回ると円安加速でインフレが高騰し国民生活に悪影響が及ぶため、4月利上げの可能性は結構ある
  • 長期債にとって原油高や日銀の利上げはネガティブ要因だが、期初の投資家の買いが期待できることに加え、かなり割安感が出ていることはプラス材料
  • 長期金利には引き続き上昇圧力がかかるが、これまでよりは売られにくくなるだろう
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.35-2.42%

国債入札

日銀オペ

主な材料

  • 6日:日銀支店長会議、地域経済報告(さくらリポート)
  • 8日:2月の毎月勤労統計
  • 8日:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月17、18日開催分)
  • 9日:2月の米個人消費支出(PCE)価格指数
  • 10日:3月の米消費者物価指数(CPI)

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