(ブルームバーグ):スイスの人口を1000万人に制限する提案が14日の国民投票で否決されたもようだ。この案が可決されていれば、先進国で移民受け入れを厳しく抑制する動きがさらに強まる象徴となる可能性があった。
投票終了後に公共放送SRFが公表した予測によると、反対が55%、賛成が45%となる見通し。
チューリヒ時間午後0時37分時点で26州のうち17州が公表した速報結果によれば、反対派が得票率53.3%でわずかにリードしている。
これまでに判明した結果には、チューリヒ州やルツェルン州など都市部と農村部の州が含まれている。一方で、主要な農村地域の一部はまだ開票結果を公表していない。
この日の国民投票は、右派および反移民団体が数カ月にわたり展開した運動の集大成。これらの団体は、急速な人口増加が過密化を招き、国内資源への負担を強めていると主張していた。
これに対し、大企業や政府、議会の多数派は、人口上限の設定が経済や国の豊かさを損なうと訴えていた。特に企業側は、現代の先進国で前例のないこうした措置が可決されれば、国外人材への重要なアクセスが断たれると警告していた。
人口上限案の支持派が世論調査でリードしていたこともあり、こうした懸念は今年に入り一段と強まっていた。政府の調査では、この措置が可決された場合、今世紀末までに国内総生産(GDP)が約12%小さくなると試算されていた。
原題:Swiss Voters Reject Population Cap by 55% to 45%, SRF Projects(抜粋)
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