1月の米求人数は増加し、レイオフは減少した。同月時点で労働力需要が改善していたことが示唆された。ただ、それ以降は労働市場に新たな弱さの兆候が見られている。

今回の統計には求人件数の年次改定も含まれ、2025年の大半について下方修正が行われた。

求人件数は1月にやや改善したものの、雇用増加にはつながっておらず、労働市場は脆弱(ぜいじゃく)な状態にとどまっているとの見方と整合的だ。先週公表された2月の米雇用統計では、雇用者数が減少し、失業率は上昇、中小企業の採用計画も落ち込んだことが示された。

求人件数の増加は、金融・保険、医療・社会扶助、小売り、宿泊・飲食サービスなど幅広い業種にけん引された。製造業の求人は2024年半ば以来の高水準となった。

採用率は横ばいだった一方、レイオフ率は低下した。失業保険申請件数が比較的低い水準で推移している状況と一致しており、オラクルやモルガン・スタンレー、ブロックといった大手企業で人員削減計画が報じられているものの、人員解雇の動きが必ずしも広がっていないことを示唆する。

失業者数が求人件数を上回っている状況を踏まえると、今回の統計は労働市場がインフレ圧力の要因にはなっていないとする米連邦準備制度理事会(FRB)の見解も改めて裏付けた。

労働需給のバランスを示す指標である失業者1人当たりの求人件数は、1月に0.9件で横ばい。2022年のピーク時には2件に達していた。

自発的離職者の割合である離職率は低水準で横ばい。これは労働者の間で、新たな職を見つけられるとの自信が弱まっていることを示唆している。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Job Openings Broadly Picked Up in January, Layoffs Fell (2)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)

--取材協力:Augusta Saraiva、Jarrell Dillard、Vince Golle.

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