自民党の多くの「派閥」が解散したなか、いま復活の兆しが出てきているようです。その背景には何があるのでしょうか。
なぜ?“派閥”が活発に
高柳光希キャスター:
自民党は非常に大きな政党なので、議員全員が同じ意見を持っているわけではありません。そのため政策や理念を共有する議員が集まり、いくつかのチームを作る。そのチームがいわゆる「派閥」と言われています。
ただ、2023年に発覚した政治資金パーティーをめぐる裏金問題が刑事事件にまで発展したことや、派閥が“大臣ポスト”や“党の役員ポスト”を分け合うといった人事問題の温床になっていたことが不信を招くことになりました。

これを受け、当時の岸田政権が信頼回復に向け、自らが会長を務めていた宏池会(旧岸田派)の解散を宣言。その後、最大派閥だった旧安倍派など、麻生派を除く各派やグループが次々と解散を決めたのです。
しかし、2026年2月の衆院選で自民党が大勝したことに伴い、派閥に動きがあったようです。

TBS報道局政治部 与党担当 佐藤浩太郎 記者:
2月の選挙で66人の新人議員が当選し、麻生派に新人議員11人が入会しました。さらに旧岸田派、旧茂木派なども新人を勧誘している状況です。
派閥の動きが活発になった背景には、2月の選挙を経て“政治とカネの問題”を指摘された議員が再び当選し、役職に就くなどしたことや、新人が大量に当選したことなどを受け、それぞれの旧派閥が党内で存在感を発揮しようとする思惑があるとみられています。
裏金の問題の発覚から3回の国政選挙を経たこと、今回の衆院選で自民党が多くの議席を獲得したことで、党内では「裏金の問題にひと区切りついた」という考え方もあります。