パキスタンは、サウジアラビアに対するイランの無人機・ミサイル攻撃を阻止するための共同措置についてサウジと協議したと明らかにした。両国の相互防衛協定にとって初の試金石となる。

パキスタン軍は7日、軍トップのムニール元帥がサウジでハリド国防相と地域の安全保障悪化を協議するため会談したと発表した。パキスタン外務省によると、同国のダール外相もこの日、イランのアラグチ外相と会談した。

同軍の声明によると、ムニール氏とハリド氏は、イランによる無人機・ミサイル攻撃に伴うサウジ国内の安全保障状況の深刻さや、戦略的相互防衛協定の枠組み内で攻撃阻止に必要な共同措置について協議した。

核保有国であるパキスタンとサウジは昨年9月、長年の安全保障協力を格上げする防衛協定に署名し、「いずれか一方の国に対する侵略も両国に対する侵略とみなす」と明記した。ダール外相は、パキスタンがサウジとの防衛協定を通知するためイランに接触してきたと記者団に語っていた。

米国およびイスラエルとの戦争が1週間続く中、イランは湾岸諸国に対するミサイル攻撃を継続し、世界に波紋が広がっている。サウジは7日、主要油田に向かっていた無人機を迎撃したと明らかにした。今回の戦争ではエネルギー資産が相次いで標的にされており、原油と天然ガス価格の急騰を招いている。

パキスタン軍は7日、ムニール氏とハリド氏が、「正当化されない侵略行為は地域の安定を損ない、紛争の平和的解決の選択肢を閉ざす」との認識で一致したと発表した。双方はまた、「イランが誤算を回避し、危機の平和的解決を模索する友好国の立場を強化するため慎重かつ賢明に行動すること」を期待しているとした。

原題:Pakistan, Saudi Discuss Joint Steps to Counter Iran Attacks (1)(抜粋)

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