(ブルームバーグ):米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、米RTXなど防衛関連企業の生産能力拡大を支援する可能性について協議していることが、事情に詳しい関係者の話で分かった。トランプ政権は防衛産業に対し兵器の増産を求めている。
関係者によると、検討されている提携は、GMがロッキードマーティンと結んだ合意の枠組みに近い内容になる見通しだ。関係者は協議の非公開を理由に匿名で語った。
GMとロッキードは16日、兵器の生産を加速させる方法を共同で探ると明らかにした。米国の弾薬備蓄はイランやウクライナでの戦争で減少し、需要が急増しているためだ。
関係者によると、GMとRTXの協議は初期段階にあり、提携に至らない可能性もある。GMは防衛企業L3ハリス・テクノロジーズとも協議しているという。
GMの広報担当者は、複数の防衛企業との協議を認めたが、企業名は明らかにしなかった。RTXの広報担当者はコメントを控えた。L3ハリスの担当者にもコメントを求めたが、回答はなかった。
防衛企業には生産拡大への圧力が強まっている。イランとの戦争や、ロシアとの戦争を続けるウクライナへの支援によって弾薬の備蓄は減少しており、特に補充に時間がかかる防空用迎撃ミサイルの備蓄減少が目立つ。ロッキードはミサイルや他の弾薬の生産能力増強に向け、2030年までに90億ドル(約1兆4400億円)を投資する計画だ。
トランプ米大統領は最近、兵器供給の強化を図るため国防生産法(DPA)を適用した。
GMとロッキードは、防衛サプライチェーンの強化や製造能力の拡大、民間の量産技術の活用を検討するための覚書を締結した。この協力は米国防総省が仲介している。
GMにとって今回の合意は防衛部門の事業拡大を意味する。この部門は、「シボレー」のピックアップトラックをベースにした米陸軍向け車両を製造している。
原題:GM Held Talks With RTX, L3Harris on Boosting Munitions Output(抜粋)
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