働きアリは1年ほど生きるのに、1匹になると50%が1週間で死ぬ。

アリに2次元バーコードを貼ることで実現した行動観察によって、「ぼっちのアリ」がなぜ早死にするのか、その理由がわかってきました。
今回のULTRA SCIENCEは産業技術総合研究所の分子生物学者・古藤日子さんをお招きし、アリの社会性と「孤立がもたらす致命的なダメージ」の背景に迫ります。

最新の行動解析と分子生物学が解き明かす、孤立したアリの体内で増える「酸化ストレス」の正体や、仲間に感染を広げないために自ら死を選ぶアリの自己犠牲まで。

人間の「孤独」にも思わず重ね合わせてしまう研究です。

<出演者>
▽古藤日子
2010年、東京大学大学院薬学系研究科統合薬学専攻博士課程修了。2011年から2013年にかけて日本学術振興会海外特別研究員(ローザンヌ大学)。東京大学大学院薬学系研究科 助教(2013-2017)を経て、2017年より国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員、2025年より研究グループ長。アリをモデルとして社会性行動や社会的ストレスの制御メカニズムの理解を目指した研究に取り組む。

▽茂木健一郎
1962(昭和37)年、東京生れ。脳科学者/理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大大学院物理学専攻課程を修了。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現職。クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。

▽竹下隆一郎
TBS CROSS DIG with Bloomberg チーフ・コンテンツ・オフィサー(CCO)
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員。

<収録日>
2026年2月2日