米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、プライベートクレジット案件に250億ドル(約3兆8800億円)を投じることが、事情に詳しい関係者の話で明らかになった。同市場は急成長しており、BofAも国内の競合他社と同様に自己資金を振り向ける。

関係者によると、プライベートクレジット案件への投資は、既存のダイレクトレンディング業務の延長となる。投資銀行業務に含まれる資本市場部門で案件を組成する計画だという。関係者は非公開情報を理由に匿名で語った。

BofAはプライベートクレジット戦略の新しい統括者を指名した。ブルームバーグが確認した資料によると、グローバル資本市場部門のプライベートクレジット責任者にアナンド・メルバニ氏を起用した。BofAに約30年在籍する同氏は、米州レバレッジドファイナンス責任者も引き続き務める。グローバル・レバレッジドファイナンス責任者のクリス・マンロー氏の直属となる。

別の文書によると、プライベートクレジット、ストラクチャリング、アンダーライティング担当の責任者にはスコット・ワイエト氏が就任し、副会長兼エンタープライズ・クレジット責任者のブルース・トンプソン氏に報告する。ワイエト氏は最近まで、グローバル・レバレッジドファイナンスやグローバル・クレジット業務向けなどのエンタープライズ・クレジット・リスク責任者を務めていた。

同行の担当者は文書の内容を確認した。

1兆8000億ドル規模のプライベートクレジット業界は近年、急拡大している。アレス・マネジメントやアポロ・グローバル・マネジメントなどが同市場の案件に資金を投じているほか、銀行などもさらなる投資に意欲を示している。

BofAは、プライベートクレジットへの正式な関与を表明する米大手行として後発組だ。昨年には、JPモルガン・チェースが自己勘定で500億ドルの資金枠を新たに確保。ゴールドマン・サックス・グループも、資産運用部門を通じて同市場との関係を深めている。

原題:BofA Commits $25 Billion of Its Own Cash to Private Credit Deals(抜粋)

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