2月第3週(16-20日)の債券市場では長期金利が2.2%付近でもみ合う見込み。高市早苗政権が盤石となり、過度な財政悪化に対する懸念の後退が相場を支える一方、日本銀行の追加利上げ観測や国債入札が重しになりそうだ。

◎りそなアセットマネジメントの藤原貴志チーフファンドマネジャー

  • 高市政権の安定さが評価されており、債券を売っていくのは得策ではない。長期金利は2.2%前後で膠着(こうちゃく)するとみる
  • 30年債利回りが3.5%を大きく上回っていくことは想定しにくく、スティープ(傾斜)化の加速は想定していない。ボラティリティー(変動率)は低下してくるだろう
  • 全国消費者物価指数(CPI)など材料次第で3月日銀利上げの可能性を排除することは難しくなるため、中期債は買いづらい。5年債と20年債の入札と供給も多い
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.15-2.25%

◎T&Dアセットマネジメント債券運用部の浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー

  • 長期金利はおおむね横ばい圏での推移とみる。フラット(平たん)化が進んだイールドカーブも現状の形状を維持しそうだ
  • 昨年10-12月期の国内総生産(GDP)が強く、全国CPIの鈍化で消費税減税不要論が高まれば金利は上昇しにくくなる
  • ただ、米経済指標堅調で米長期金利が上振れると、円金利も振らされる面もありそうだ
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.15-2.23%

国債入札

日銀オペ

主な材料

  • 16日:2025年10-12月期の実質GDP速報値
  • 17日:片山さつき財務相、「Digital Space Conference 2026」であいさつ
  • 18日:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月27、28日開催分)
  • 20日:1月の全国CPI

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