楽天グループは12日、10-12月期(第4四半期)連結決算を発表した。純損益は266億円の赤字で、前年同期(121億円の赤字)に比べ赤字幅が拡大した。また、25年12月期は無配とした。

ブルームバーグが集計したアナリスト4人による予想平均は402億円の赤字だった。

楽天グループのイベント会場にて(横浜)

楽天Gは通期では7期連続の最終赤字(1779億円)となり、赤字幅は前の年から拡大した。一時的な再評価益を前の年に計上した反動や、金融費用の増加などが影響した。

一方、フィンテック事業が年間を通じて好調のほか、モバイル事業では契約数が1000万回線を突破するなど、事業環境には改善の兆しも見られる。発表資料によると、25年10ー12月期の楽天モバイルの営業利益はエコシステム貢献額考慮前で501億円の損失と、前年同期の528億円から赤字幅は縮小した。

三木谷浩史社長は決算説明会で、「都市部を中心に契約者数が急速に拡大しており、増加分は自社のネットワークでさばききるよう設備増強を行う」と説明。モバイル事業については、2026年12月期(今期)に2000億円強の設備投資を計画していると述べた。前期実績は計画を下回る629億円で、今期計画には前期の遅延分を含む。

モバイル事業の資金需要に対しては、引き続き原則セルフファンディングにより手当てする方針だ。社債償還に対しては、為替・金利などの動向を注視しつつ、国内外のマーケットでアクセス可能な調達手段の中から最適なものを選択するという。

また、楽天銀行は日本銀行による利上げの影響を受け、2026年3月期の連結純利益予想を従来の643億円から713億円に上方修正している。

(情報を追加しました)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.