鈴木財務大臣は来年度予算案の編成作業で大詰めを迎えている財務省の主計局などを訪れ、恒例の「陣中見舞い」を行いました。

2023年度の予算案は今週金曜日の23日にも閣議決定される予定で、作業は大詰めを迎えています。

鈴木財務大臣は財務省の主計局などを訪れ、職員らに「今年も残すところあとわずかになりましたが、最後までしっかりと頑張って頂きたい」「まだまだコロナの流行っている状況なので、健康に気をつけて、どうか良いお年を迎えて頂きたい」などと激励しました。

来年度予算案は114兆円台の前半で過去最大となる見通しです。

防衛費は今年度より25%増えて、過去最大のおよそ6兆8千億円に拡大。特に長距離ミサイルを含む弾薬の経費は8283億円を計上する方向で、近年の3倍以上に達します。また、「反撃能力」の保有に向けて、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」を購入する費用2100億円あまりを計上する見通しです。

高齢化に伴う社会保障費の増加もあって予算規模は11年連続で最大を更新し、国債依存の状況が続いています。