(ブルームバーグ):中国は、国内先物市場で外国人投資家によるニッケルとリチウムの取引を認める。世界の商品市場で中国の影響力強化を図る取り組みの一環だ。
中国証券監督管理委員会(証監会)は23日の声明で、ニッケルと炭酸リチウムを含む14の先物・オプション商品を開放すると発表。取引所に変更実施に向けた準備を促すとしているが、開始時期は明示しなかった。
中国は世界最大の資源購入国だが、主要商品の指標価格は主にロンドンやシンガポール、ニューヨークなどの金融ハブで決定されている。政府は価格決定でより大きな影響力の確保を目指しており、今回の動きはグローバル通貨としての人民元の魅力を高める目標にも沿っている。
ニッケル先物は上海先物取引所(SHFE)、炭酸リチウムは広州先物取引所で取引されている。国内で最も取引量の多い商品先物契約の一角を占めており、電池やエネルギー移行における重要性から、世界的に極めて重要な位置づけにある。
ブローカーのバンズ・フィナンシャルでマネジングディレクターを務めるタイガー・シー氏は、「これは重要な動きだ」とし、SHFEの国際化推進により、銅やアルミニウム、亜鉛などの他金属も外国人投資家に開放される可能性が高いと指摘した。
SHFEは昨年5月、国際化計画を発表。海外投資家が人民元建て取引の証拠金として外貨を差し入れることを認める提案も含まれていた。海外資本に対する規制は、中国が世界市場でより大きな役割を果たせていない理由としてたびたび挙げられている。
SHFEは23日の発表資料で、外国人投資家への先物の開放は、中国の商品価格決定力の強化のほか、非鉄金属のリスク管理改善、ニッケル価格形成の透明性向上に寄与すると述べた。
原題:China to Open Up Nickel and Lithium Futures to Foreign Investors(抜粋)
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