(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はトランプ米大統領による関税発動の新たな脅しを受け、不確実性が再び高まっているとの認識を示した。
ラガルド氏はスイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の会場でCNNの取材に応じ、欧州と米国の信頼関係が損なわれつつあると指摘し、新たな関税がもたらす波及効果に欧米の企業が対応に苦慮していると語った。

同氏は20日に放送されたインタビューで、「関税そのものよりも重要なのは、再び高まっている不確実性だ。つまり、不確実性が戻ってきた」と述べた。こうした脅しについて「以前にも見た映画だ」と表現した。
トランプ氏が欧州各国に対して取り得る措置は、今後数年にわたるインフレや経済活動に関するECBの比較的穏健な見通しを揺るがす可能性がある。ユーロ圏はこれまで保護主義の高まりに対して一定の耐性を示してきたものの、当局側は一貫してリスクが高水準にあると強調してきた。
ラガルド氏は、欧州の政策は最近「本当に予測可能」になっており、インフレ率と政策金利はいずれも2%だと説明。米国と欧州の貿易関係は「非常に深い」とし、「それを危うくし、疑問視することは、良いビジネス政策につながらない」と述べ、「米国の企業は欧州企業が考えているのと同じように、この点を考えるべきだ」と呼びかけた。
原題:ECB’s Lagarde Says Uncertainty Is Back Amid Latest Trump Threats(抜粋)
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