(ブルームバーグ):暗号資産(仮想通貨)ビットコインが下落し、1週間超ぶりの安値を付けた。地政学的緊張が続く中、投資家がリスク資産の圧縮を急ぎ、世界的な金融市場の下落に追随した。
ビットコインは1月9日以降で初めて9万ドルを割り込んだ。株式や米長期国債、日本国債が売られる中、債券市場のボラティリティーが波及した。ニューヨーク時間20日午後4時22分(日本時間21日午前6時22分)時点では3.7%安の8万9535ドルとなっている。
仮想通貨取引会社フローデスクの店頭取引トレーダー、カリム・ダンダシー氏は、9万ドルについて「年初から下値支持線として機能してきた重要な水準であり、短期的には重要な転換点になる可能性が高い」と指摘した。
イーサは7%超、ソラナは5.3%それぞれ下落した。暗号資産関連株も軟調で、コインベース・グローバルは5.6%安、ビットコイン保有で知られるストラテジーは約8%急落した。
モナーク・アセット・マネジメントのマネジングパートナー、シリアン・タン氏は、ビットコインの急落について「ホワイトハウスによる欧州諸国に対する関税の脅しやグリーンランドを巡る地政学的摩擦を受け、伝統的なマクロ市場でリスク資産から資金が流出したことを反映している」と分析。「金・銀の上昇とドル安は米国の強硬姿勢に伴う安全資産への逃避を裏付けている」と述べた。
原題:Bitcoin Dips Back Below $90,000 as Global Selloff Deepens(抜粋)
--取材協力:Suvashree Ghosh、Muyao Shen.
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