新しく始まったマイナ免許証の概要と選択肢

利便性拡充策の一つとして開始されたのが、前述のマイナ免許証だ。2020年10月に正式に発表されて以降、システム整備や2022年の道路交通法の改正を経て、2025年3月24日から利用することが可能になった。

なお、制度開始に伴い、免許証保有者は、
(1)マイナ免許証のみにする(以下「一本化」と記す)、
(2)従来どおり運転免許証のみを持つ、
(3)マイナ免許証と運転免許証の両方を持つ、のいずれかの形式を選べるようになった。

マイナ免許証に一本化することで、一部の手続をオンラインで行えるようになり、手間を減らすことができる。

例えば、更新時講習をオンラインで視聴できるようになり、これまでマイナンバーカードと運転免許証のそれぞれで行っていた住所変更手続もまとめて行えるようになった。

また、免許証の新規取得や更新、講習にかかる手数料も引き下げられた。これは、手続のオンライン化によって行政側の作業や費用が減ったことを踏まえた措置とみられる。

マイナ免許証と運転免許証の両方を保有した場合は、これらの機能上のメリットは相対的に小さく、新規取得や更新の手数料も高めに設定されている。

また、運転免許証のみの保有では、メリットは受けられない。制度上用意されている機能面・費用面のメリットだけを見ると、マイナ免許証のみに一本化する選択肢が最も有利になるよう設計されている。