(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏は、生成人工知能(AI)企業のOpenAIが非営利の理念を放棄し、マイクロソフトと提携したことで自身を欺いたとして、両社に対し790億-1340億ドル(約12兆5000億ー21兆2000億円)の損害賠償を求めている。
マスク氏の弁護士は裁判所に16日提出した文書で、損害賠償請求の詳細を明らかにした。前日には米連邦地裁が、陪審裁判の回避を目指し両社が行った最終的な申し立てを却下していた。陪審裁判はカリフォルニア州オークランドで4月下旬に予定されている。
マスク氏は2018年にOpenAIの取締役会を離れ、23年に自身のAI企業を立ち上げた。24年には、OpenAIの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のサム・アルトマン氏が同社を営利企業として運営しようとしている計画を巡り、法廷闘争の口火を切った。OpenAIとマイクロソフトはマスク氏の主張を否定している。
OpenAIは声明で、「マスク氏の訴えは根拠がなく、継続的な嫌がらせの一環だ。裁判でそれを立証するのを楽しみにしている」とコメントした。
マイクロソフトはコメントを控えた。
マスク氏の提出資料によると、同氏は懲罰的賠償金の請求も検討している。
原題:Musk Seeks Up to $134 Billion Damages From OpenAI, Microsoft(抜粋)
--取材協力:Shirin Ghaffary、Brody Ford.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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