(ブルームバーグ):暗号資産(仮想通貨)投資家は新年早々、定石通りビットコインの上場投資信託(ETF)に資金を振り向けている。
ブルームバーグが集計したデータによると、ビットコインを組み入れた12本前後のETFに13日、約7億6000万ドル(約1200億円)が流入した。1日の流入額としては昨年10月以来最大。このうちフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)が3億5100万ドルと、かなりの部分を占めた。
これらETFの多くは約2年前に設定されたが、2025年終盤の暗号資産相場下落で資金流出に見舞われた。ビットコインやイーサなど多くの暗号資産が10月に急落する前は、暗号資産市場にアクセスしやすさから、ETFは機関投資家や個人投資家の間で人気が高かった。
ビットコイン価格は少なくとも現時点では回復基調にある。年初から約10%上昇し、14日時点で9万7000ドルの節目を再び上回る水準で推移している。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「ETFへの資金流入について前日のような状況が続けば、価格を下支えするだろう」と述べた。
ビットコイン現物投資型ETFは、ビットコインの値上がりや暗号資産業界が主流として定着してきたことを背景に、運用開始から2年間で数百億ドルの資金を集めてきた。しかし、昨年10月の市場急落を受けて資金は流出し、ビットコインの年間騰落率が22年以来のマイナスに転落する要因ともなった。
最近は他の暗号資産も持ち直している。ビットコインの次に規模が大きいイーサは14日に一時6%上昇し、年初来の上昇率が13%に達した。直近の取引ではイーサETFにも1億3000万ドルが流入した。
原題:Bitcoin ETFs See Biggest Inflow Since October’s Crypto Crash(抜粋)
--取材協力:Isabelle Lee.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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