昨年、全米で感染者数が34年ぶり高水準となった、はしかの流行は、収束の兆しを見せていない。

米疾病対策センター(CDC)によると、今年に入って新たに168人が感染した。サウスカロライナ州は13日、わずか数日の間に124人の新規感染を報告した。同州の過去数年の主な感染源は海外からの渡航者だったが、新たな感染はいずれも渡航者に由来するものではなかった。

同州では、昨年10月の流行開始以来の累計感染者数が434人に達した。地元の学校や教会で感染者との接触があり、400人超が隔離された。過去1年間に米国で確認された州別の感染者数としては、テキサス州の990人に次いで2番目に多い。

サウスカロライナ州の疫学者リンダ・ベル氏は14日、記者団との電話会見で新規感染者について、その多くはホリデーシーズンの活動の結果だと説明した。

2025年に44州で確認されたはしか感染者は2242人と、1991年以来で最多となった。

CDCは14日、今後は毎週金曜日にはしかの新規感染状況を公表すると明らかにした。

今回の最新集計は、米国が国際的に認められている、はしか排除国の地位を維持できるかどうかを巡り、当局が説明をまとめているさなかに公表された。

この地位は、国内で1年間にわたって感染が続いた場合に失われる。2025年に大規模な流行が起きたテキサス州では、8月に終息宣言が出されたものの、流行開始から1年の節目が近づいている。現時点では、同州の流行と他の流行との間に遺伝学的な関連は確認されていない。しかし、感染が継続していると判断される新たな証拠が見つかったり、米州保健機関の委員会が米国は、はしかを制御できていないと結論づけたりした場合、米国は排除国の地位を失う恐れがある。

原題:US Reports 168 New Measles Cases With Outbreak in South Carolina(抜粋)

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